まつだのぺーじ Kamikochi Photos: 台湾旅行1 海外旅行について

2010/03/11

台湾旅行1 海外旅行について

台湾旅行
2010 3/2-3/6

Day1 (3/2) 大阪(関西国際空港)発・台北(タイペイ)(台湾桃園)へ
Day2 (3/3) 台北市内観光/高雄へ
Day3 (3/4) 高雄市内観光/花蓮へ
Day4 (3/5) 花蓮/列車で台北へ
Day5 (3/6) 台北(タイペイ)(台湾桃園)発・大阪(関西国際空港)へ

海外旅行について

今回、台湾旅行に行った(2010 3/2-3/6)。私にとって、2回目の海外旅行である。1回目は、高校1年生の正月に家族でグアムに行った。ホテルで配られた、黒地に金色のアルファベットで「Happy New Year !!」と正面にプリントされた薄いプラスティック製のシルクハットのようなものをかぶり、クラッカーを鳴らしてビーチで花火を見てお祝いした。その帽子は持ち帰り、帰国後もたまに自分の部屋でかぶったりおどけてみたりして結構気に入っていた。グアムの生暖かい気候は私に合っていたようで、その頃普段は便秘気味であったがグアムではそれがなく、体調が良かった。それから私は海外旅行に行ったことがない。なぜだろうかと考えると、20歳前後には夏場は仲間とバイトをしながら遊び、冬には休みなれば信州へスノーボード…というような事を約4年間やっていた。夜間学校の学生だった頃には、昼間は韓国料理屋でアルバイトをしていたし、学年が上がれば長期の休みは教育実習保育実習に行かねばならなかった。この頃は、あまり遊んでいなかったといえる。そして保育学科を卒業したものの幼稚園や保育所には就職せず、1年間幼稚園でアルバイトをし、その後は自分の卒業した短期大学のコンピュータ室の手伝いになった。親は娘が保育学科を卒業したのであるから、私が幼稚園や保育所に就職することを望んでいた。しかしその期待に応えることはできなかった。自分には無理だと思った。自分の生業とすべき「職業」とは、何か違うような気がしていた。「自分がどのようなことを求めているのか」わからないまま時間は過ぎたが、コンピュータ室の手伝いを初めてすぐの夏休みに、長野県の上高地にある山宿の短期アルバイトに飛び込みで行った。なぜ山にアルバイトに行ったのかはまた別の話になるが、北アルプスのすべては私を魅了し、ここに出来る限り長く滞在したいと思った。まだ登ったことのない山がほとんどであり、海の外に特別な興味が無かった訳は、日本国内で十分に遊べていたからかもしれない。上高地以外では、鳥取県の境港にもよく行った。境港には「水木しげるロード」があり、水木しげる氏の作品が好きな私は、同じ妖怪好きという趣味を持った友人と、3回ほど境港に行った。境港にある漁り火というごはん屋の食事が美味しくて、定休日でないか確認してから旅行の計画を立てた。
上高地ではたくさんの友人が出来た。外国の話を聞いた。彼等の話は、語学やその他留学経験であったり、バックパックを背負っての旅であったり、仕事であったり、様々であったがどの話も興味深く、海外に出掛ける、ということがとても魅力的なことに思えた。「可愛い子には旅をさせろ」と言うが、なぜか。海外でなく、日本国内の旅でも様々な経験をすることは可能だが、「国」を越えてどこか違うところに行くというのはよりエキサイティングなことであるし、その土地土地での違いは、国内の比ではないだろう。私も出来るだけ多くの国に行こう、と思うようになった。そのことを勤め先の先生に話すと、「海外に行くということは、すなわち自分が日本の外に置かれることになり、日本の外から日本を見ること、知ることができる」ということであった。私はそのような感覚を得ることが出来るであろうか。ただ、ツアー旅行に「参加」するだけではきっと無理であろうと思うが、まずは自分に見合った旅から始めようと思った。
上高地で知り合った友人の中に、現在小説を執筆中の友人がいる。彼女は一年をかけて海外を歩いた彼女の旅について書いているのだ。最近それを読ませてもらいながら、感想や、気づいたこと、文中の出来事についての疑問をメールしている。そのようなことから、現在の私は彼女に多大な影響を受けていると言えるが、彼女の文章や、彼女とのメールのやり取りの中で共感したことがある。それは、登山も旅であると言えるが登山や旅とは何か、というようなことである。が、彼女の本がまだ未発表ということもありここでそのことを書くことは止めておこうと思う。
私が今後したい旅は、どのような旅だろうか。海外でも、海外でなくてもいい。例えば、東京に行くのなら、どこかの観光名所を巡ることを一番の目的にするものではなく、友達に会いに行く。東京で、普段と同じようにお茶したり、食事したり、ダラダラする。友と、語らう。景色やその場所の空気感を味わう。歩く人を見る。自分の暮らしている土地との「違い」がないか観察し、探す。面白いことがないか探検する。できることならば、美しい景色を見たり新たな歴史文化を知ったりして感動する。話しかけられるチャンスがあるような人や、困っているような人がいれば、勇気をだして声をかけてみる。言葉が通じなくても、心が通うような出会いを味わいたい。旅にあると最高なのは、必要なのは、発見。探検。語らい。そしてもちろん、美味しい食べ物ではないかと思う。

台湾旅行2に続く

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