まつだのぺーじ Kamikochi Photos: 『風の又三郎』(かぜのまたさぶろう)

2008/11/27

『風の又三郎』(かぜのまたさぶろう)

ポプラ社文庫『風の又三郎』を買いました。
この本は涸沢小屋(からさわごや)の本棚にあるものと同じものだと思います。10月に涸沢小屋に泊まったとき、本棚から借りて読んだものです。小屋で読んでいたときには気づいていなかったのですがこの本の“さし絵”をずいぶん気に入っていたようで、最近気になって気になって探しまくって見つけました(なんとなく表紙の絵を覚えていたのーエライー)。古本になるので本屋になかったのです。絵がちゃうちゃう。気になっていたカバー絵とさし絵は
立石鉄臣(たていし てつおみ)さんという方のものでした。
きつねやくまとかの動物の絵や、又三郎少年の絵とかがとにかく好きな感じ。

ポプラ社文庫 A22『風の又三郎』宮沢賢治 8193-088022-7764
1978年7月第1刷 1981年3月第11刷
〈収録作品〉
・雪渡り
・よだかの星
・虔十公園林(けんじゅうこうえんりん)
・なめとこ山のくま
・風の又三郎
子どもの読む文庫などではさし絵は重要だと思いませんか。わたしは小学生になったとき父に『小公女セーラ』の本をプレゼントしてもらい、本を読んだのが初めてだったと覚えています。初めての活字というか絵本以外の長めの物語。その本のさし絵は ハウス世界名作劇場のアニメの小公女セーラでアニメの絵でしたが、わたしがその本を読むのにこのことは大変重要だったのではないかと思います。

大人の文庫にはさし絵がないなんて〜!
気に入ったさし絵があればもっと楽しめそうです。現在本屋にあるポプラ社文庫や他の子どもの文庫シリーズをざっと見て、新見南吉の「ごんぎつね」の収録されているものも買いました。正月、他の本もあわせてゆっくり読むつもりです。

表紙の写真は載せたけど
さすがにさし絵はあかんやろうとさし絵を模写。実際のさし絵はモノクロです。色はどんなのかなーと思いながら自由につけてみました。原画はカラーなのかな。見てみたい。

一番好きな「よだかの星」のよだかが天に向かってとんでいる絵の模写
よだかの羽のもようがよだかの涙のようです
おもわず、がんばれ〜(涙)

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